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御前(おまえ)・貴様

先日の朝日新聞天声人語でフランク永井さんの「おまえに」を例に挙げて「おまえ」という言葉を取り上げていました。

天声人語では、歌の中では「夫婦か、恋仲か。おまえと呼ばれて、女性側に何の違和感も生じない関係であろう。主従ではなく、絶対的な信頼で結ばれた男女が浮かぶ。」と指摘しています。確かに、この歌を聞いた時、「おまえ」という言葉にはあまり違和感を感じませんでした。

この言葉、配偶者や恋人でも8割、職場では女性は9割、男性で7割が不快に感じるとのことです。

もとは、目上に使う言葉だったのが、江戸期から同等や目下にも使われるようになったそうです。

しかし、布施明の歌の「貴様と俺」を知った時は、「貴様」という言葉、もう少しインパクトがありました。(レコード持っています)

「貴様」、あらためて調べると

1 男性が、親しい対等の者または目下の者に対して用いる。また、相手をののしる場合にも用いる。おまえ。「―とおれ」「―の顔なんか二度と見たくない」

2 目上の相手に対して、尊敬の気持ちを含めて用いた語。貴殿。あなたさま。

◆中世末から近世中期までは文字通り尊敬の意を含んで用いられたが、それ以降はしだいに尊敬の意は薄れ、近世後期には現代とほぼ同様に用いられるようになった。

とあります。

「御前」・「貴様」、同様の運命をたどって現在に至ってるようです。

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